内断熱?外断熱?

RC外断熱住宅 施工事例の西宮市J様において、
(1)   建替え前の木造無断熱住宅で極寒期の2007年1月5日〜2月5日 と
RC外断熱住宅の新築時から1年間、温湿度環境の測定をさせていただきました。
(2)   は、(1)と同時期で、
RC外断熱住宅で極寒期の2008年1月9日〜2月9日の温湿度環境の比較です。

測定機器提供 ダウ化工株式会社


(1)木造無断熱住宅 極寒期 2007年1月5日〜2月5日
木造無断熱070105


(2)RC外断熱住宅  極寒期  2008年1月9日〜2月9日

RC外断熱080109

(1)木造無断熱住宅では、
室内温度
(ピンク色)に注目すると、外気温(水色)の変化にあわせて、
室内温度も変化していたようで、
こまめに暖房のスイッチを入れたり切ったりされていたことが分かります。
(2)RC外断熱住宅では
折れ線の振幅が穏やかで、室内の温度がほとんど一定です。

太陽光発電等による設備と料金プラン、さらに平面計画、サッシなど
外断熱工法の効果を発揮する要因があいまって、以上のような結果になっています。
新築時に割高感があったと思いますが、
このように施主様が快適に過ごしていただいていることは、
大変うれしいことです。

上質且つ堅牢、建築後メンテナンスの少ない外断熱工法として、
今後も自信を持ってお勧めいたします。


J様邸 全景

屋外百葉箱 温湿度計

木造無断熱居間に設置
温湿度計


RC外断熱リビングに設置
 温湿度計


J様データ/兵庫県西宮市 2007年4月 完成 RC3階建て 家族4人
外断熱工法後張り 通気仕様 スタイロフォーム75mm+硝子繊維混入セメント板9mm



内断熱と外断熱・・・その違いは


内断熱と外断熱・・・あなたはどちらを選びますか?

近年、住宅は外断熱ブームと言ったところですが、インターネットで検索してみると、実に多くのサイトがありす。

新築・建替えをお考えの方は是非、完成してからでは目に見えない『断熱』に興味を持ってください。
要は構造体の内側に断熱材を施工するか、外側に施工するかの違いですが、断熱材の種類・厚み・組み合わせる材料・取り付ける部材・施工方法によって、性能・コスト・工期も実に様々で、一長一短あります。工務店さん・ハウスメーカーさんの主張や得意とする技術をよくよくお聞きになって、納得いかなければ質問する勇気を持ってください。仕上げの美しさに目を奪われていると大きな落とし穴に落ちる羽目に! モデルハウスの家具調度品はあなたの物では無いことを頭の隅に置いてください。

リフォームの場合も、断熱材を施工し、断熱サッシ(ペアガラス)を入れると快適さを実感できます。少々(かなり?)金額的には高く感じられるかと思いますが、後で自分で工夫して改善しにくい部分ですから、優先順位を考えて検討されることをお勧めします。構造見学会に出掛けたり、施工中の現場を見せてもらったりして、ご自身でも比較検討する目を養われて下さい。

住宅金融公庫では『省エネルギー住宅工事[次世代型]』に適応する工事を行うと、割増融資が受けられますし、リフォームの場合も『断熱構造化工事』に該当すると融資が受けられます。(事前申請)  取り扱っている金融機関にご相談になってください。

当社はおよそ30年前から断熱材と係わってきましたが、『アトピーから喘息』『カビ・ダニ』『結露防止』が盛んに言われる近年になって、ようやくエンドユーザー様にも注目を集めはじめたようです。
 
ちなみに筆者の実体験を紹介しますと、築35年の木造在来工法の住宅を外張断熱工法によってリフォームし6年目になります。もともと日当たりも風通しも良い家でしたが、冬はとても寒く、祖父母は石油ストーブにコタツ、首巻に綿入れという格好で過ごしておりました。今回のリフォームのおかげで、クロスの内壁表面や押入れ内部が結露することはありませんし、予算がなくペアガラスは入れられませんでしたが、冬は日差しがあると暖房器具も必要ありません。その当時子供は4才で、出生時6割の子供がアトピー性皮膚炎と言われるように私の子供も湿疹だらけで、その後気管支喘息になりました。今の住宅に移るまではマンションに住んでいましたので、布団に掃除機をかけたり、換気・拭き掃除と神経質になっていました。今の住宅に移ったら子供の状態も良くなるだろうと期待していましたが、住環境を変えただけではすぐに良くなるものではありませんでした。やはり親子ともに微妙に影響するストレスやDNAのイタズラも無視できませんでしたね。それよりも子供も大きくなってくると、心身ともに丈夫でたくましくなってきて、いまでは喘息で入院することもなくなりました。つまり、アレルゲンの除去=病気の完治 よりも住環境の改善によって気分転換し( 実はこれがとても重要!)、開放的で伸びやかに生活しながら、親子ともに成長していくものだと思えるのです。

「アトピー性皮膚炎・喘息」「シックハウス」「バリアフリー」などで主婦感覚でご相談がありましたらお気軽にどうぞ・・・
                                 文責 谷水 ゆかり 一級建築士

快適な暮らしをあなたに・・・ 谷水加工板工業株式会社